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何歳になっても脳は進化する

何歳になっても脳は進化する

水泳の北島 康介、女子マラソンの福士加代子など日本でトップクラスのアスリートへ脳科学者の立場から助言を行い記録向上を支えた、日本大学名誉教授の林成之さんが興味深い本を書かれています。

世の常識では、「年を取ったら脳は衰えるもの」と考えられがちですが、林氏の研究によると、脳の重要な働きを表す意識には、外からの刺激に反応する「外意識」と、外からの刺激がなくても発生する「内意識」があり、年齢とともに低下していくのは外意識の方で、理解力、判断力、発想力を担当する内意識は正しい鍛え方を行うと年齢に関係なくどんどん進化し続けるということです。
以前、ロシアの文豪トルストイの作品の研究者がトルストイの作品は、若いころのものより老齢に入った時の作品の方が、内容的に素晴らしいものが多いということを発言されていたのを聞いたことがあり、林氏のこの著書を読んで「なるほど」と納得したものでした。

この内意識を鍛える為には「好奇心を持ち続ける」、その上で「年だから頭が悪くなるのは仕方ない」といった間違った概念を口にしたり、考えたりしないということが肝心とのことです。

高齢者となり、社会からリタイアすると、もう自分にはあまり関係がないからと新聞、雑誌、本等から遠ざかる人が増えるとの事ですが、世の中に無関心になり、積極的に頭脳を使わなくなることが、脳の老化を早める最大の要因になるようです。

高齢者になっても、現役で仕事を続けている人、又は地域のボランティア活動などで力を発揮している人は、若い時よりも聡明な人が多くいるのです。アンチエイジングを追求する者にとってこの本に書かれている情報は見過ごしする事はできません。是非、自分の生活の中に取り入れて実践したいものです。

是非、一読をお勧めします。

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